時間がない!?ワイシャツのアイロンどうやってかけるの?最速!アイロンのかけ方と畳み方のコツをクリーニング師が解説!裏技も!?
ワイシャツいつもクリーニングに出しているけど、急に用事が入ってワイシャツ着ないといけないけどシワシワで着れるものがない、、、。
そんな時に簡単にアイロンを最速でかける方法(裏技?!)をクリーニング師の筆者がご紹介します。
記事の後半に各工程を写真付きで詳しく解説してありますので、その通りに作業していただくことで五分程度でアイロンが終わり、出かけることができますので約束に遅れる心配はありません。
- ワイシャツのアイロンがけの裏技!?その方法とは?
- ワイシャツのアイロンがけに用意するもの
- ワイシャツのアイロンがけの手順(工程)
- ①ワイシャツの洗濯タグを確認する
- ②ワイシャツのアイロンをかける部分に軽く霧吹きをする。
- ③ワイシャツの襟の裏側をかけ、次に表側をかける
- ④ワイシャツの左(右)カフスを裏からかける。
- ⑤ワイシャツの左(右)袖をかける※急ぐ場合割愛(かけない)
- ⑥ワイシャツの反対側のカフス(袖)も同様にかける
- ⑦ワイシャツの肩部分をかける※急ぐ場合割愛(かけない)
- ⑧ワイシャツの前立て(前のボタン部分)のボタンホール(穴)側をかける。
- ⑨ワイシャツの前立てを裏側からかける(ボタンが邪魔になりにくいため)※簡単バージョンはここで終わり※
- ⑩ワイシャツの背面の中央部分をかける。
- ⑪ワイシャツの右身頃を重ねてかける
- ⑫ワイシャツの左身頃を重ねてかける
- ⑬ワイシャツの第一・第三ボタンを留めハンガーを下から通し完成(ハンガー仕上げの場合)
- ⑭ワイシャツを裏返し畳む(この時袖を出しておくと、半袖か長袖か畳んだまま認識できるので便利)
- ⑮ワイシャツ・アイロンがけの完成!
- ワイシャツのアイロンがけ・まとめ
ワイシャツのアイロンがけの裏技!?その方法とは?
アイロンの裏技それは・・・
見える部分(襟・カフス・前立て)のみアイロンがけをする!
です!
・・・安易でごめんなさい💦
しかも、上着を着る場合のみですが、、、。
ご紹介する手順⑨まで(実質作業自体は六つの手順を)行っていただくと、スムーズにいけば通常約5分程度で終わります。
目次の工程①~⑨までお読みいただき、途中の割愛部分を端折ってご活用ください。
もちろん最後まで手順通りアイロンをかけていただいてもOKです。
最後までお読みいただくことで畳み方まで写真を多用してご紹介しているので、ぜひご活用ください。
ワイシャツのアイロンがけに用意するもの
①ワイシャツ
②アイロン
※今回は市販のコードレスアイロンを使用しています。
ワイシャツのアイロンがけの手順(工程)
①洗濯タグを確認する(×の表示の場合は直接アイロンがけはできません)
③襟の裏からアイロンをかけ、次に表側をかける。
④左(右)カフスを裏からかける。
⑤左(右)袖をかける※急ぐ場合割愛(かけない)
⑥反対側のカフス(袖)も同様にかける
⑦肩部分をかける※急ぐ場合割愛(かけない)
⑧前立て(前のボタン部分)のボタンホール側をかける。
⑨前立てを裏側からかける(ボタンが邪魔になりにくいため)
※簡単バージョンはここで終わり※
⑩背面の中央部分をかける。
⑪右身頃を重ねてかける
⑫左身頃を重ねてかける
⑬第一・第三ボタンを留めハンガーを下から通し完成(ハンガー仕上げの場合)
⑭シャツを裏返し畳む(この時袖を出しておくと、半袖か長袖か畳んだまま認識できるので便利)
⑮完成!
では、工程を一つずつ詳しく見ていきましょう。
①ワイシャツの洗濯タグを確認する
・下の表を確認して、アイロンがけができるか確認します。※表示が×の場合はアイロンがけは行わないようにしましょう。
・私の経験上では一番上の高温でかけることはほとんどありません。中温で充分だと思います。
※高温でかけた場合ノーアイロンのシャツの場合、襟芯(襟の中に入っている芯材)が熱で縮んで首回りが縮んでキツくなる場合がありますのでご注意を。
引用)全国クリーニング生活衛生同業組合連合会より
②ワイシャツのアイロンをかける部分に軽く霧吹きをする。
生地のシワは水分が無いと伸びません、なのでアイロンをかける部分に生地が少し湿る程度に霧吹きしておきます。
※各部位にアイロンをかける直前に霧吹きするほうが、蒸発を防げます。※
③ワイシャツの襟の裏側をかけ、次に表側をかける
襟を裏側から、両外側から中心部に向かってかけます。
この時少し両サイドに引っ張りながらかけると縮みを戻せます。
【裏側】両端から中央に向かって
【表側】両端から中央に向かってかける。⇨
【表側】両端から中央に向かって⇦
④ワイシャツの左(右)カフスを裏からかける。
カフス部分を裏側からかけます。
⑤ワイシャツの左(右)袖をかける※急ぐ場合割愛(かけない)
袖部分をかけていきます。
・はじめに縫い代部分を揃えて、そこを基準に仕上げていきます。
・揃えた縫い代部分をかける。
・縫い代基準に肩⇨袖タックとかけていきます。
⑥ワイシャツの反対側のカフス(袖)も同様にかける
・反対側も同様に仕上げていきます。
⑦ワイシャツの肩部分をかける※急ぐ場合割愛(かけない)
肩部分の縮んだ縫い代をアイロンを持つ手と反対側の手(写真では左手)で軽く引きながらかけていきます。
⑧ワイシャツの前立て(前のボタン部分)のボタンホール(穴)側をかける。
前立て部分も洗濯時に縮みやすいので、軽く引きながらかけていきます。
⑨ワイシャツの前立てを裏側からかける(ボタンが邪魔になりにくいため)※簡単バージョンはここで終わり※
ボタンのついている側も同様にかけていきます、このときボタンが邪魔になるので裏側からかけると、スムーズにいくと思います。
裏返し裏側から軽く前立て部分の生地を引きながらかけていく。
⑩ワイシャツの背面の中央部分をかける。
重ねた時、前立てが重なる部分の背面部分をかけていきます。(写真の親指と人差し指を置いている部分)
⑪ワイシャツの右身頃を重ねてかける
右側の身頃部分をかけていきます、袖と同じく縫い代から少し生地を引きながらかけていきます。
⑫ワイシャツの左身頃を重ねてかける
左身頃も右と同様にかけていきます。
⑬ワイシャツの第一・第三ボタンを留めハンガーを下から通し完成(ハンガー仕上げの場合)
・はじめに後エリ部分に軽くアイロンで折り目をつけておくと、後エリのずり上がりを防げます。
・第一ボタンを留めます。
・同じく第三ボタンも
・ハンガー仕上げの場合これでハンガーを下から通して完成です。
・畳み仕上げをする場合は、一番下のボタンを留めておくと畳みやすいです。
⑭ワイシャツを裏返し畳む(この時袖を出しておくと、半袖か長袖か畳んだまま認識できるので便利)
・背面が上にくるよう裏返す。
右袖のカフス部分が二つ折りになるように袖を広げる。
・左袖も同様に畳む
・左袖を写真のように折り返す。
・裾部分を写真の位置で折り返す。
・出した袖部分あたりで二つ折りになるように、畳む。
・表に返しカフス部分を折り返す。
⑮ワイシャツ・アイロンがけの完成!
ワイシャツのアイロンがけ・まとめ
ワイシャツのアイロンがけの方法をご紹介いたしました。
ワイシャツは毎日着る方も多いと思います。
忙しいときは工程を端折ってもらって、ジャケットを着た時に見える、エリ・前立て・カフス部分、だけでもかけていただければよいかと思います。
この記事が、少しでも皆さんのお役に立てていればうれしいです。