iphone6s「アイフォン6s」充電ができない?おすすめ交換用バッテリー、交換は自分でできる?自分でバッテリー交換してみた結果レビュー
皆さんのスマホバッテリーの減りが速くなっていませんか?
私が以前使用していたiphone6sを買い替えることになり、使わなくなった端末を子供に譲って使わせていたところ、iphoneのバッテリーパックが限界に達し電源が入らなくなって充電もできなくなってしまったため、交換にも一万円以上かかるし捨てるのも忍びないので、試しに電池パックの交換「社外・代替品」にチャレンジしてみました。
画像を多用してご紹介していますので参考にしていただくことでスムーズに作業できると思います。
UnsplashのCynthia Seidenstikerが撮影した写真
『この記事でわかること』
・使用したiphoneバッテリーの種類
・使用したiphoneバッテリー交換用の工具類
・iphoneバッテリー交換の手順
・iphoneバッテリー交換時に苦労した点
・iphoneバッテリー交換時に苦労した点からの対処方法
・iphoneバッテリーを使用して気づいた長所
・お気に入りのポイント
・短所「改善してほしいところ」
・コスパはどうか
使用したiphoneバッテリーの種類
今回はロワジャパンさんのバッテリーパックに交換させていただきました。
大容量【PSE認証済み】iphone6s / iphone 6s バッテリー 交換 高品質 交換 PDF説明書 11点工具付き 国内市場向け 交換用電池パック アップル対応 の自分で交換できそうなタイプを選びました。
ところが、いざバッテリーパック交換しようとしたところ下記にご紹介する「DIGIFORCE for iphone 6s」が取扱説明書や「バッテリーパック交換説明動画」がついていたり
あとでご紹介しますがバッテリー交換の際に、既設の内蔵バッテリーを固定している両面テープを「はがす」工程があるのですが、テープが切れた場合にバッテリーを持ち上げるための工具も充実していたので商品価格がやや高めですが、こちらもおすすめです。
DIGIFORCE for iPhone 6s バッテリー 互換 交換 大容量 日本メーカー保証【工具セット】
iphone6Sの中でも交換できるタイプとそうでないタイプとあるようなので確認したほうが良いです。
”画像Amazonより引用”
使用したiphoneバッテリー交換用の工具類
iphoneバッテリーを交換しようとしたときに、「バッテリーのみ」のものと「工具付き」のもの、さらには「シーリング材」付きのものがあります。
バッテリーのみ
「バッテリーのみ」のものがありますが結論から言うと「工具付き」でないと交換は難しいと思います。
「精密ドライバー」などをお持ちの方も多いと思いますが、こちらの製品に付属している「専用工具」は持ち手部分が絶縁体が使われていたりなど「スマホのバッテリー交換に特化した使用になっているもの」が多く、はじめて交換をする場合は「工具付き」をお勧めいたします。
おそらくですがバッテリーのみのタイプは以前に「スマホのバッテリー交換」をした経験があり、その際に「専用工具付き」タイプを購入されたことがある方で、「バッテリーのみ」あれば済む方が購入するにはコスト面でもいいのではないかと思います。
交換用工具付きタイプ
「工具付き」のタイプはiPhoneを分解するための★型のドライバーをはじめディスプレイをはがすための吸盤や外したネジ置きなどがついているタイプなどがあります。
iphoneを分解する際に一番最初の充電ソケット口両サイドの二つのネジをまず解体していくのですが、その際に使用するのが★型の断面のドライバーが必要ですし、中のネジも+で長さもそれぞれ違うので混ぜてしまうと後でどれがどれだかわからなくなってしまいますので、それをわかるように保管しておく「マグネットシート」があるとすごく便利です。
シーリング材
iphoneを分解した後バッテリーを交換し、またもとにもどすわけですが、ディスプレイを本体に戻す際に、元の「シーリング材(防水パッキン)」がはがれて切れてしまうことがありますので、既存のパッキンをきれいにはがして新しいパッキンをはめておかないと通常使用する場合雨などに濡れた場合漏水し故障の原因となる場合があります。
新しいシーリング材を「きちんと」はめておくことで不意な漏水を予防に効果がありますので設置しておくのがお勧めです。
iphoneバッテリー交換に使用する道具と交換の手順
ここではバッテリー交換に使用する道具と交換手順をご紹介します
iphoneバッテリー交換に使用する道具
”(株)デジフォースチャンネルより引用”
iphoneバッテリーの交換手順
1.交換作業に入る前にiphone6sの充電を使い切っておく
2.★型のドライバーを使用してネジを外しマグネットシートに番号が振ってあるので1番2番に置く
3.ドライヤーでiphoneの淵回り付近を1~2分温める(シール剤をはがしやすくするため。
4.付属の吸盤をホームボタン付近のやや左側寄りに吸着し本体を押さえながらディスプレイを持ち上げる。
5.わずかなスキマができるのでそこにギターピック状の薄いプラ版?をはめ込み隙間を作る。
6.厚手のピックを入れ込みガスケット(シール剤)をはがすように液晶画面の隙間を広げていきます「しっかり張り付いているので複数回スライドさせる」。
7.吸盤のボッチをつまんではがします。
8.液晶画面を起こしながら少しホームボタン側に数ミリ引き出します。
9.中身の入ったペットボトルをホームボタンと反対側に置き輪ゴムを使用して液晶画面側が倒れないように固定します。
※90度以上開くと破損する恐れがあります※
10.iphoneの右下側に磁石が埋め込まれていますので、付属のプラスドライバーを2秒ほどあて磁気を帯びさせることで小さなネジがくっつくので作業しやすくなします。※下記動画参照※
11.バッテリーコネクターの保護カバーを外します、ネジが二か所とまっていますので外してマグネットシートのそれぞれ3番4番の位置に置いておきます。
12.絶縁ピンセットを使用してバッテリーコネクタ保護プレートを外しマグネットシートAの部分に置いておきます。
13.バッテリーのコネクターをヘラ(棒状)の平面側を使用し外します
14.+ドライバーを使ってバイブレーターのネジを外し、マグネットシートの(5)番へ置きます。
15.絶縁ピンセットを使いバイブレーターをマグネットシートの(B)へ置きます。
16.ヘラ(棒状)を使い、両面テープの黒い部分をバッテリーから外します。※バッテリーの外装を破らないように注意して慎重に行ってください。
17.はがした両面テープの黒い部分を持ち、できるだけ角度をつけずにゆっくり引き伸ばします。2本あります※テープがちぎれないように力加減を調整します※
この時両面テープをできるだけ傷つけないように十分注意してゆっくりと角度をつけないようにして引出すのがポイント!
テープに傷がついてしまうと切れやすくなりバッテリーを「はがす」のが困難になります。テープが切れてしまった場合は工程39.を参照して両面テープを引き出しましょう。私的には作業してみてこの工程がバッテリー交換の最大の難関だと思います。
18.すべて抜き取れたら、簡単にバッテリーが取り外せます。
19.絶縁ピンセットでバイブレーター(B)をもとの位置に戻します
20.+ドライバーでバイブレーターを留めていた(6)番のネジを閉めます
21.同じく(5)番のネジを閉めます
22.交換用バッテリーのコネクタ角度を整え、仮付けします。
※両面テープはまだ使用しません※
位置のずれなくはめれた場合は「カチッ」とした音と感触があります。
23.ディスプレイを戻して電源を入れ動作確認を行ってください。
※動作確認後は必ず電源をOFFにしてください※
24.動作確認ができたら再度中身の入った500ミリリットルのペットボトルに液晶画面を開いて輪ゴムで固定します。
25.バッテリーのコネクターをヘラ(棒状)の平面側を使い外します。
26.「DIGIFORCE」記載の面を下に(貼り付け面が上にくるように)して新しいバッテリーを机に置きます。
27.バッテリー用両面テープの青いフィルムを下側(細くなっているほう)からはがします。
28.交換用バッテリーの裏面(「DEGIFORCE」の場合印字のない面、下側にくるほう)にバッテリー用両面テープを貼りつけます。
※指で数回スライドさせてしっかりと貼り付けます※
29.青いフィルムシート×2枚を絶縁ピンセットを使ってはがします。
30.テープの黒い部分をバッテリーに巻き付けるように貼り付けます。
※ピンクのシートをはがす際に両面テープ本体が浮いた場合はもう一度しっかり押さえてください※
31.ピンクの剥離氏をはがします
32.先にバッテリーのコネクタを接続してからバッテリーを本体に貼り付けます。
位置が決まったらバッテリーを押さえて貼り付けます。
33.絶縁ピンセットを使ってバッテリーコネクタ保護プレート(A)を置きます。
34.+ドライバーを使って(4)番(3)番のネジを締めます
35.固定している輪ゴムを外し液晶パネルを閉じます。
36.液晶パネル上部の爪を本体に引っ掛けて、上部よりゆっくりと液晶パネルを押しはめてください。
37.液晶画面と本体の間に隙間がないことを確認し★星形ドライバーを使用して(2)番(1)番のねじを締めます。
38.電源立ち上げ後「画面表示の明るさ」と画面の「自動ロック」の設定を元に戻して完了です。
バッテリーの両面テープが切れてしまった場合
39.バッテリーシールがちぎれた場合+ドライバーを使って液晶コネクタ保護プレートの左上のネジを外し(7)(8)(9)(10)番へ置きます。
40.絶縁ピンセットを使って液晶コネクタ保護プレートを取り外し(C)へ置きます。
41.ヘラ(棒状)を使用して液晶コネクタを順番に外していきます。
42.3か所のコネクタを外すと、液晶パネルが取り外せます
43.ヘラ(幅広)を画像の赤い四角の位置(バッテリーの下部)に入れてこの原理の要領で少しずつ持ち上げます。
なのでヘラ(幅狭)を使って無理に横からテコの原理でバッテリーを起こそうとするとバッテリーが曲がり破損して膨張してしまうと発火の恐れがあり大変危険です。
※筆者の場合ここで小一時間苦戦しました※私の場合バッテリーを無理に起こしたりせず、バッテリーの下側から絶縁ピンセットを差し込みピンセットに両面テープを巻きつけながら少しずつちぎれないように巻き取ることでバッテリーを大きく持ち上げることなく両面テープを外すことができました。
※ただしテープが切れた場所がかなり奥だと厳しい場合があります。
※位置がずれることなくはめれた場合は「カチッ」とした音と感触があります。無理やりはめ込もうとするとコネクタが破損するので慎重に位置を合わせてはめてください。※
46.絶縁ピンセットを使用して保護プレート(C)を置きます。
作業手順の詳しい動画はこちらから⇩⇩⇩
iphoneバッテリー交換時に苦労した点
iphone6Sのバッテリーを交換する際に苦労した点はやはり既存両面テープの剥ぎ取りではないでしょうか。
ポイントとしてはテープのはがしはじめに工具等でテープを傷つけてしまうと途中で切れてバッテリーがはがれにくくなってしまうと専用の工具が必要になったり、バッテリーを起こすことで発火のリスクがあったり大幅に作業時間がかかってしまったりといったことになってしまいますので、テープのはがし始めは特に気を使う必要があります。
iphoneバッテリー交換時に苦労した点からの対処方法
私の場合バッテリーを無理に起こしたりせず、バッテリーの下側から絶縁ピンセットを差し込みピンセットに両面テープを巻きつけながら少しずつちぎれないように巻き取ることでバッテリーを大きく持ち上げることなく両面テープを外すことができました。
※ただしテープが切れた場所がかなり奥だと厳しい場合があります。
iphoneバッテリーを使用していて気づいた長所
iphoneバッテリーを交換して気づいた長所は、当たり前かもしれませんが、やはり電池持ちが長くなったことです、バッテリー容量が1715mAh➡2200mAhに変更になったこともあり稼働時間がかなり長くなったように感じます。
バッテリーの説明によれば、バッテリーを交換して初めのうちに満充電(100%)から完全放電(0%)を3回ほど繰り返すことで電池の寿命を延ばすことができるそうです。
お気に入りポイント
お気に入りのポイントとしては、もう寿命かとあきらめていたiphone6sが復活したことですね、使用目的としては子供の「しらべもの」や「youtube」、「ゲーム」などにしか使用していなかったのでダメもとで交換しましたが丸一日使用してもまだ充電が持っているので、電源すら入らなくなっていたことを考えると充分ではないかと思います。
短所(改善して欲しいところ)
短所としてはまず交換は自己責任で行うことが前提となります。
なので、iphoneに不具合が生じても保証の対象外となります。
あとは、バッテリー本体はもちろんですが個人的に「もの」によってはシール剤がついていなかったり、「説明書がネット上でしか確認できなかったり」するようなものもや、「バッテリーを起こすための工具がついていなかったり」することもあるので、交換用の道具は交換には必須でありそこら辺が網羅できるようなものを選ぶとよいと思います。
あとは自分で交換した場合保証の対象外となってしまうため、不安がある場合はメーカーに直接依頼したほうが良いでしょう。
その場合は修理が上がってくるまで数日スマホが返ってこなかったり、データが基本的に消されるためバックアップを取る必要があります。
※自分で交換する場合もデーターのバックアップをお勧めしますが、今回の私のケースのように電源すら入らないような場合はバックアップが取れないため、自分でバッテリー交換することでデータを消さずに電池交換できます(保証はできませんので、あくまで自己責任でお願いします)※
コスパはどうか?
コスパはどのバッテリーと専用工具付きで2~3000円程度で購入できるものが多いです。
修理を依頼するとアップル公式の場合iphone6sはもう選べる項目に出てこないためiphone7で調べてみたところ¥11,200-iphone15ProMaxで¥15,800-程度です。
なので自分で交換した場合コスト的には1/4程度でバッテリーを購入できることを考えれば今回の私のようにダメもとで交換する感じならコスパはいいと思います。
ただ自分で交換すると保証が効かなくなったり、失敗する恐れもあることから心配な場合は初めからメーカーに依頼することをお勧めいたします。
料金はかかりますが、安心感はありますし保証も効きますのでその場合はメーカーに依頼しましょう。