【改訂版『お金の大学』読書レビュー】リベラルアーツ大学の両学長らが渾身の思いで執筆本をレビュー
皆さんファンの方はお待ちかねだったのではないでしょうか
ついに改訂版お金の大学が発売されました~!!
話題の原著「お金の大学」前回ご紹介しましたが、情報を新しくして内容をさらにブラッシュアップしパワーアップした「改訂版お金の大学」発売されました
発売前から話題になっていた「改訂版お金の大学」ですがどこが変わったのか、はじめて読むという方に向けては「改訂版お金の大学」の概要や読んだ感想やどんなことが役に立ったのかなどをご紹介していきたいと思います。
結論から言いますけど、
筆者的にはめちゃくちゃおすすめな本です!!
【改訂版お金の大学】では「資産5000万円の小金持ち山を目指す山登りに例えて解説されています。
改訂版お金の大学を読み一つ一つ実践していくことで小金持ち山に近づいていくことができると解説されています。
筆者もこの「改訂版お金の大学」に紹介されている6大固定費のうちの「通信費」と「保険」を見直しただけで
はじめに「改訂版お金の大学」について
『お金の大学』は、リベラルアーツ大学を運営する両学長によるベストセラー書籍です。今回、改訂版が発売されたということで、改めて読んでみました。本書は、経済的自由を目指すための具体的な方法をわかりやすく解説しており、お金の基礎知識を学ぶのに最適な一冊です。


本書の概要
本書は「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」の5つの力を身につけることで、お金に困らない自由な人生を送るための方法を解説しています。具体的には、以下のような内容が含まれています。
Image by Miguel Á. Padriñán from Pixabay
1. 貯める力
無駄な支出を減らし、効率よくお金を貯める方法について詳しく紹介されています。固定費の削減や、節約のコツが実践的に書かれています。
2. 稼ぐ力
副業やフリーランス、投資など、収入を増やす手段について解説されています。特に、個人で稼ぐ力を身につけることの重要性が強調されています。
3. 増やす力
資産運用の基本について学ぶことができます。株式投資や不動産投資の基礎から、リスク管理の方法まで解説されています。
4. 守る力
税金や保険、詐欺などから資産を守るための知識が紹介されています。お金を増やしても守る力がなければ、経済的自由は実現しにくいことがわかります。
5. 使う力
お金を有意義に使うための考え方について説明されています。単なる浪費ではなく、自分や周囲の幸福につながる使い方を学べます。
改訂版「お金の大学」の改善点
改訂版『お金の大学』では、以下のような具体的な変更や改善が行われています。
1. ページ数の増加と価格の変更
改訂版ではデータを最新化、新規コンテンツがさらに充実し52ページが追加され、総ページ数が約324ページとなりました。
改定された一部として原著では6大固定費の項目見直しや五つの力の順番が①貯める力②稼ぐ力③増やす力④守る力⑤使う力の順番になっていましたが改訂版では②増やす力③稼ぐ力に順番が変わっています。
理由としては電気料金の変動などで電気代見直しの効果が限定的になったことや、順番に関しては公務員の方は副業できなかったり、そもそも高収入の方は稼ぐ力はすでに持っているので増やす力に注力することで小金持ち山に到達できる人もいることから順番を入れ替えたことなどが変更になったようです。
これらの伴い、価格も税抜き1,500円と、100円の値上げがされています。
ですがフルカラーの書籍でこの内容でこの価格はかなりリーズナブルだと思いますし、この「改訂版お金の大学」で紹介されている内容の「スマホは格安SIMに変えよう!」の項目をやるだけでも大手キャリアを使用していた場合からすると月額8000円~5000円程度は支出を減らせるので一か月で「改訂版お金の大学」6冊買えるくらいの固定費が削減できます。
2. 最新情報への対応
2024年から開始された新NISA制度や日本経済の最新動向など、最新の金融制度や経済情勢に対応した情報が追加・更新されています。
3. 実践的なアドバイスの充実
具体的なアドバイスが追加され、例えば「証券口座やクレジットカード、銀行の選び方」や「超危険な金融商品リスト(毒キノコリスト)」など、即実践できる情報が50ページ以上増えています。
4. 家計管理の強化
「家計管理マスター講座」や「家計改善チェックリスト」など、家計管理に関する新規コンテンツが追加され、家計改善の具体的な手順が示されています。
5. 副業に関する情報の拡充
おすすめの副業が従来の8種類から15種類に増加し、副業選びのフローチャートも新たに掲載されています。
6. 視覚的な理解の向上
イラストや図解がさらに増え、文章もより平易な表現に改められ、初心者でも理解しやすい構成になっています。
7. Q&Aセクションの追加
「学長に聞きたい! Q&A30連発」という新規コンテンツが追加され、読者の疑問や質問に対する回答がまとめられています。
これらの変更により、改訂版『お金の大学』は、より実践的で最新の情報を提供する内容に進化しています。
気に入っているところ
1. 図解が豊富でわかりやすい
本書はイラストや図が多く使われており、初心者でも理解しやすい構成になっています。専門用語が少なく、スラスラ読めるのが魅力です。
お金の流れを山からの水の流れに例えて表現したり、サブスクをキャラクターのサブスクちゃんはかわいいけど大きくなりすぎるとチリツモサブスクちゃんになったり
固定費や変動費を四つの敵となぞらえて表現したりと図解を多用してさらにわかりやすくなっています。
2. 実践的な内容が多い
理論だけでなく、実際に行動に移しやすい具体的な方法が紹介されています。
節約や副業、投資の始め方など、すぐに試せる内容が充実しています。
節約単体や投資単体の著書は多くありますが、「改訂版お金の大学」の著者「両学長」は節約も投資もビジネスも使う力も守る力もすべて自分自身の経験がある為、エアプじゃなく実体験からの内容なのでリアリティーがありますし、なによりすべて経験していることによる実体験という実績がある為説得力があります。※見た目はライオンですが(;´∀`)※
3. 幅広い層に役立つ
学生から社会人、主婦まで、あらゆる人が参考にできる内容になっています。どんな立場の人でも、自分に合ったお金の知識を身につけられるのが魅力です。
デメリット・気になる点
1. 投資のリスクに関する説明がやや不足
本書では投資の重要性が強調されていますが、リスクについての説明はやや簡潔です。
特に初心者にとっては、もう少し慎重な視点からの解説があっても良いもと感じましたが、著書ではページの制約などもある為、難しい面があったのではないかと思います。
学長の動画やライブ等ではS&P500などのインディックスファンドの場合15年以上の運用だと元本割れしていないという実績はあるが、未来を見通す水晶玉は誰も持っていないので誰にも元本割れするかどうかはわからないなので元本割れのリスクはあることと、余剰資金でやることなどの注意喚起はされています。
2. すべての人に当てはまるわけではない
「経済的自由を目指そう」という考え方が根底にありますが、全員が同じように行動できるわけではありません。
格安SIMや保険など皆が同じような結果になる再現性の高い倹約方法も多く紹介されていますが、人や状況によっては、実践が難しいケースもあるため、自分に合った部分を取り入れるといいのではないでしょうか。
まずはできることからやってみるのもいいかもしれません。
まとめ
改訂版『お金の大学』は、お金の基本を学び、経済的自由を目指すための実践的な知識が詰まった一冊です。
初心者にもわかりやすく、すぐに行動に移せる内容が魅力です。
ただし、投資リスクの説明がやや簡潔な点は気になる部分もあります。
それでも、これからお金の知識を身につけたい人にとっては、十分価値のある一冊と言えるでしょう。
お金についての理解を深め、自由な人生を手に入れたい方は、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに「両学長」はkindle版ではなく「紙の書籍」をおすすめされています、昔家にあった「家庭の医学書」になぞらえて「お金の医学書」みたいに気になったときにちょこっと手に取ってみてほしいとのこと。


本書「改訂版お金の大学」でページ数の制約などの関係で説明できなかった部分などは著者の「両学長」がYouTubeライブで自身の「改訂版お金の大学」を毎朝解説されていますので一度ライブ配信をみてみるのもさらに理解が深まっていいかもしれません、有益な情報を教えてもらえるので私自身も毎朝通勤途中で見ていますだいたい朝6:40くらいからライブ配信されていますよ。
気になる方はチェックしてみてください。




