iMovieで画像を合成するクロマキー(グリーンバック)編集のやり方|サックス演奏動画にも最適【保存版】
どうも~kousaxです!
演奏動画を撮影投稿していて「なんか背景がいつもと同じで代り映えしないな~」と思ったことありませんか?
筆者もそう思いながら動画を撮ることもしばしば、そこで今回はグリーンバックを使って背景を抜き素敵なものにしてみようということで、「グリーンバックを使ったクロマキー合成に挑戦してみましたので参考になればと思い写真を多用してわかりやすく手順をご紹介したいと思います。
サックス奏者・サックス系Youtuberの視点で、「画像を入れる」ことを軸にしたiMovieのクロマキー(グリーン/ブルースクリーン)編集を、初心者にも本格派にも分かるように丁寧に解説します。背景に写真やアートを重ねて、演奏動画やレッスン動画を“映える一本”に仕上げましょう。
・iphoneで演奏動画を撮影している人
・いつも同じ背景で変化がなくてマンネリ化を感じている人
・ほかの演奏動画と差別化してみたい人
iMovieのクロマキーは「こんな時」におすすめ
- 演奏動画の背景に**静止画(写真・イラスト)**を入れて雰囲気を作りたい
- YouTube用にサムネやOP/ED演出を整えたい
- 複数の画像・映像をレイヤーで重ねて、クリエイティブな仕上がりにしたい
事前準備(画像を入れる視点)
グリーンバックを設置する
グリーンバックを設置します今回筆者が使用したグリーンバックはこちら
布のシワなどが残っているときれいに抜けない場合もあるので、アイロンなどで伸ばしておくとよいです。
グリーンバックの前で撮影する
グリーンバックの前で撮影します、選ぶ背景にもよりますが明るい背景を合成する場合は照明なども用意しておくとよいでしょう。


背景画像の用意
- 解像度:YouTube用なら 1920×1080(16:9) を基本。4K制作なら 3840×2160。
- 形式:写真はJPEGでOK。ロゴや切り抜きは透過PNGが便利。
- 権利:自撮り・自作以外はライセンス表記/利用条件を確認。
撮影のコツ(主役側/グリーンバック)
- 背景は均一な緑、シワ・影を避ける。被写体と背景の距離は1.5m以上目安(緑の反射を減らす)。
- 正面からの柔らかい照明+背景も軽く照らすと抜けがキレイ。
- 衣装は緑・青系を避ける(抜けてしまうため)。
iMovieで扱うファイルの置き方
- 素材フォルダを作り、背景画像/主役映像/効果音/BGMを整理。
- ファイル名に番号+内容(例:
01_bg_city_1080.jpg
)で順序管理。
手順(iPhone/iPad版 iMovie)
手順1:タイムラインに背景画像を置く
- 新規プロジェクト→ムービー。
- 先に**背景画像(または背景動画)**をタイムラインへ追加。
手順2:グリーンバック素材を上に重ねる
- **+**からグリーンバック動画を選び、オーバーレイとして追加。
- オーバーレイの種類を**「グリーン/ブルースクリーン」**に変更。
クロマキー合成完了
手順3:調整
- クリップをタップ→調整(強度)スライダーで抜け具合を微調整。
- マスクで周囲をトリミングして要らない部分を隠す。
- 好みのエフェクトを選択して仕上げ
よくあるつまずきと解決策
- 緑カブリ・色が不自然:照明を見直す/柔らかさを下げる/クリーンアップで縁をなぞる。
- フチがギザギザ:解像度不足やノイズが原因。光量を増やし、可能ならシャッタースピードを上げる。撮影の距離も見直す。
- 背景画像との馴染みが悪い:背景の色温度や明るさを被写体に合わせる。影が欲しい場合は、下段に半透明の黒グラデ画像を重ねて“足元の影”を演出。
- 比率が合わず余白が出る:背景画像は16:9で用意。「フィット」設定で黒帯を防止。
画像を入れる時の“見栄えUP”テク
- 前ボケ(ぼかし)画像を最前面に薄く重ねると、奥行きが出て高級感。
- ロゴや譜面、地図などは透過PNGで準備し、読みやすい位置に固定。
- サムネイル用は、被写体の視線の先にタイトル文字が入る余白を確保。
書き出し(YouTube想定)
- 解像度:1080p(4K素材なら4K)。
- 品質:品質優先(Mac)/iOSは高画質。
- 音声:48kHz推奨。演奏動画はピーク**-6〜-3dB**目安で書き出し。
FAQ
Q. ブルーバックでも合成できますか?
A. 可能です。オーバーレイ設定で**「グリーン/ブルースクリーン」**を選びます。
Q. 画像だけでなく動画も背景にできますか?
A. できます。背景トラックに動画、上段にグリーンバック動画を重ねて合成します。
Q. 合成に失敗したらやり直せますか?
A. 可能です。オーバーレイ設定や強度、マスク、クリーンアップを何度でも調整できます。
チェックリスト(撮影→編集→書き出し)
撮影前
- 背景は均一な緑、シワなし/距離1.5m以上/照明2点以上
- 衣装は緑・青を避ける/金属の反射に注意
編集前
- 背景画像は16:9で用意(1920×1080以上)
- ロゴや小物は透過PNGで準備
- 素材のフォルダ分け&ファイル名ルールを統一
書き出し前
- 余計なフリンジが無いか/色馴染みは適切か
- テロップが切れていないか
- 音量ピークが-6〜-3dBか
参考リンク(操作の公式ヘルプ)
- iMovie(Mac)でグリーン/ブルースクリーン合成を行う(Apple公式ヘルプ)
- iPhone/iPad版iMovieで背景を変更・調整する(Apple公式ヘルプ)
- iMovie製品情報(Apple)
まとめ
iMovieのクロマキー機能は、背景に静止画を入れて世界観を作るのに最適。
撮影時の段取りと、オーバーレイ設定だけでも、仕上がりは大きく変わります。
サックス演奏動画やレッスン動画でも、画像合成を取り入れてオリジナリティとブランド感を一気に高めましょう。