プリウスサイドステップに傷が…修理費用の相場や自分で修理する場合の修理方法について解説【最安値に挑戦】
プリウスの左サイドステップを死角にあった大きな石でこすってしまいました!!(´;ω;`)ウゥゥ
こすってしまったら、へこみますよね。
修理にもいくらかかるか不安だし、、、でも安心してください。
この記事ではプリウスのサイドステップを修理する際にかかる費用の相場と自分で修理する場合の手順と使用する材料、費用の面でどれくらいかかるのかをご紹介させていただきます。
この記事を最後まで読むことで、お店に頼む場合の費用や、自分で修理する場合の材料や費用をご紹介させていただきますのできっとお悩み解決の糸口になるかと思います。
※自分で修理する場合は自己責任でお願いいたします・不都合が生じた場合一切責任は負えませんので、ご了承の上お試しください、不安な場合は必ずプロのディーラーなどに依頼しましょう。※
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リースナブル
車のサイドステップの傷を修理する場合の費用の目安(業者別)
サイドステップについた傷は、「ディーラー」・「板金業者」・「カー用品店」などで修理を依頼できます。
業者(ディーラー)に依頼する場合
車のディーラーは、車を熟知した技術者が「純正パーツ」を使用して「修理」に対応してくれます。
手厚い「サポート」もあるので安心感がありますが、その分料金は高めに設定されている傾向にあるようです。
10cm程度の傷なら「二万円〜三万円」、それ以上に大きな傷で「三万円〜五万円」程度の修理費用がかかります。
板金業者(整備工場)
「板金業者(整備工場)」は、「ディーラー」よりもリーズナブルに修理することができます。
純正パーツだけでなく、「費用」の「希望」に応じて「汎用部品」や「中古の再生部品」を使用することで「コスト」を押さえてくれます。
ただ、業者によって「技術力」に差がありますので、依頼する工場を探す場合は評判などもチェックしたうえで慎重に検討したほうが良いでしょう。
費用の相場は10cm程度の傷であれば「一万円〜二万円」、それ以上に大きな傷であれば「二万円〜三万円」程度です。
カー用品店
カー用品店は「料金設定」がリーズナブルなだけでなく、街のいろんなところに「お店」があるので、困ったときにいつでも相談しやすいのがメリットです。
ただ、お店によっては「複雑な作業が必要となる、難易度の高い傷の修理」は、受付けてもらえないこともあるので注意が必要です。
費用は10cm程度の傷であれば「五千円〜二万円」、それ以上に大きな傷であれば「二万円〜三万円」程度が相場となっています。
サイドステップごと交換してしまう
サイドステップの傷や変形がひどい場合、サイドステップごと交換してしまうのも一つの手です。
この場合一般的に下記のような費用がかかります。
※あくまで一例です※
項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 消費税 | 区分 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
サイドステップ交換工賃 | 1.0 | 6,000 | 6,000 | 課税 | 交換 | |
新品サイドステップ | 1.0 | 26,000 | 26,000 | 課税 | 部品 | |
クリップ(大) | 6.0 | 250 | 1,500 | 課税 | 部品 | |
クリップ(小) | 4.0 | 250 | 1,000 | 課税 | 部品 | |
合計金額(税抜) | 34,500 | |||||
税額 | 3,450 | |||||
合計金額(税込) | 37,950 |
修理工場に依頼した場合片側で上記程度の費用がかかります、大きな傷の場合交換してしまうのも一つの手でしょう。
サイドステップの傷を放置するとどうなる?
「サイドステップ」の修理をせずに放置する方も珍しくありません。
一見、直すほどでもない「軽微な傷」に見えても、放置すれば内部は広範囲にわたって、錆びが進行してしまう可能性があるため注意が必要です。
「サイドステップ」などの車の「パーツ」は、塗装面との間に防錆加工が施されています。
傷がついたときにその部分の「防錆加工」が剥がれてしまうため、そこから水分が侵入して錆びてしまいます。
積雪地帯では「融雪剤」の「塩化カルシウム」の成分も錆びの原因となりますので、特に注意が必要です。
自分で修理する場合
後部ドアなどには異常なかったので、経費節減の為自主整備(修理)してみることにしてみました。
ネットで検索すると下地処理から何層にも手間をかけて仕上がりを追求したものが上がってきますが、今回はなるべくコストを抑えた簡易な方法で最安値修理に挑戦してみようかと思います。
※修理する際は自己責任でお願いします※
処理工程
自分で修理する場合の「処理工程」は「マスキング」→「下地処理」→「塗装」→「クリア塗装」→「コンパウンド磨き」→「ワクシング」の工程で行いました。
マスキング
「塗装」や「下地処理」する部分の周りをマスキングテープによりマスキングします、この時塗装用の養生テープを使用するとやりやすいです
下地処理
まず、塗装面の清掃と脱脂・「サンドペーパー」による「表面処理」を行います、表面を「サンドペーパー」で磨き「中性洗剤」で洗ったあと、表面を乾燥させ、「脱脂材」で脱脂していきます。
サンドペーパーは、「150番」、「320番」、「600番」、「1000番」と4種類の「耐水サンドペーパー」がセットになったものを使用します。
初めの作業は一番研磨力の高い「150番」から作業をスタートします。
そのとき、均一に磨くことができるように『耐水ペーパー用研磨パッド』を使用することで後の仕上がりに差が出ます。
「サンドペーパー」を研磨パッドのスリット(溝)に挟むようにしてセット完了。
必ず水に濡らしてから作業スタート。
ここでは、キズによる「バリ」とり、細かい「キズ」の除去、「キズ」と「塗装」との段差をなくすことを意識して作業していきます。
「塗装」が削れて、バンパーの黒い「樹脂」部分が見えてきます。作業を行うことで徐々に表面が平坦になり、サンドペーパーで除去できない部分の凹み、がはっきり表面化してくると思います。
その部分は、パテを使用して埋めていくことで平坦にしていきます。
次に全体的に塗装の密着を高めるために「足つけ」(塗装の密着度を上げるため)の作業として、表面を「サンドペーパー」で軽くこすっておきましょう。
その後「シリコンオフ」を塗布していきます、「シリコンオフ」は、補修の必需品です。
スプレーして拭きあげることで、「パテ」や「塗料」の密着を阻害する「油分」や「汚れ」を除去できます。
次に『バンパープライマー』を塗布していきます。
バンパーの樹脂素材は、パテや塗料が定着しにくい素材が使われていますのでそのまま塗装などを行うと後に塗装の剥離などが起こります。
『バンパープライマー』は、「バンパー」自体の「素材」や「塗料」・「バンパーパテ」ともに接着の相性がよいので、それぞれの素材を強力に接着させる接着剤のような役割をはたしてくれます。
使い方は簡単で、黒い樹脂がむき出しの部分に「20~30㎝」ほど離して、薄くスプレーするだけです。
厚塗りすると垂れやすいので塗り過ぎに、注意しましょう。
塗布後は15分ほど乾燥させます。
「傷」が深い場合はパテを塗ります。
今回は、バンパー専用の「パテ」『バンパーパテ』を使用します。
いらないダンボール紙などに、主剤と硬化剤を同じ長さ(量)出します。
主剤と硬化剤を軽く混ぜ、少しづつヘラで潰すように混ぜると良く混ざります。
混ぜ方が十分でないと、「硬化しない」ことがありますので、充分にしっかり混合するようにしましょう。
混合した「パテ」はどんどん硬化するので、素早く進めましょう。
まず、「パテ」を少量「ヘラ」にとり、深い傷に埋めこむように塗ります。
その後、キズを覆うようにパテを薄く広く塗っていきます。
時期にもよりますが、約1時間程度で「硬化」しますので完全に「硬化」させましょう。
1時間後。
混合した「パテ」がきちんと硬化したかどうか、をチェックします、段ボール上に残った「パテ」の硬化具合で確認するといい思います。
「パテ」の硬化具合を確認したら、研磨していきます。
はじめにサンドペーパーの「320番」から、研磨パッドに巻いて磨いていきます。
サンドペーパーを「600番」に変更し、より滑らかになるように仕上げていきます。
パテ全体を磨きつつ、もとの塗装との段差がなくなるまで磨いていきます。
都度、指の腹で段差確認をすると良いと思います。
そして、カラー塗装前に下地塗装『ボデーペン プラサフ』をおこないます。
『ボデーペン プラサフ』を事前に塗ることで次の効果が得られます。
① 防錆効果
② カラー塗装の密着強化
③ パテがカラー塗料を吸い込むのを抑制し仕上がりを均一にする
というのがメインの効果です。
では、『ボデーペン プラサフ』塗装を行います。
塗料が底に沈殿しやすいので、缶の中の玉がカシャカシャと音がするようにしっかりと混ぜてください。
混ぜすぎでは?と思うくらい、しっかりと振り攪拌ましょう。
キズの部分を覆い隠すように、スプレーしていきます。
一度に厚塗りは禁物。
スプレーする → 乾燥する
これを三回程度、繰り返して仕上げていきます。
少し厚めに『ボデーペン プラサフ』で塗装膜を作るように、作業を進めてください。
今回は3回で塗りあげました。
カラー塗装
表面が乾燥したらカラー塗装をしていきます。
99工房『ボデーペン』でスプレーしていきます。(筆者の場合、カラー№は1F7)※1.
※1.カラー№は助手席ドアをあけたところに表示があります。
缶はしっかりと振って「カシャカシャ」とよく混ぜてから、薄く、広くスプレーしていきます。
こちらは、パール顔料が入っていることもありますので、より念入りにカシャカシャします。
そして塗装スタート。
塗装する色によっても異なりますが、キズの部分が見えなくなるよう、3~4回程度、塗り重ねていきます。
※カラーによっては2倍以上の回数が必要になることもあります。
一度に厚塗りしてしまうと、塗料がタレてしまうので、10分程度の乾燥時間をはさみながら、2回目、3回目と進みます。
クリアー塗装
そのままでは元の塗装のようなツヤが足りません。
なので、塗装の最終工程『ボデーペン クリアー』(クリア塗装)をスプレーしていきます。
塗り方ですが、イメージとしては
1回目 これまでのカラー「塗装」にクリアーの「被膜」でフタをするように行う。
2回目・3回目 ツヤ出しを意識してしっかりスプレーする
という感じです。
クリアー塗装も、カラー塗装と同じく、スプレーするたびに10分程度乾燥させて、塗り重ねるようにしていきます。
一度に塗りすぎると「液だれ」を起こしてしまいますので、薄く重ねていきます。
しっかりツヤが出たことを確認したら、クリアー塗装完了です。
コンパウンドによる磨き
塗装&乾燥、完了後つぎは塗装面全体をコンパウンドで磨いていきます。コンパウンドには微小な研磨剤が入っていて、表面の凹凸を滑らかにする目的でかけます。
艶出しワックスをかけて完了
最後にワックスをかけて、拭き上げ艶を出し完了です。
BEFORE(施工前)
AFTER(施工後)
まとめ
サイドステップの修理及び交換した場合の費用の目安は以下の通りです。
業者別修理費用(目安)
正規ディーラーに依頼した場合 ¥20,000~¥50,000
板金業社に依頼した場合 ¥10,000~¥30,000
カー用品店に依頼した場合 ¥5,000~¥30,000
サイドステップごと交換する
修理工場に依頼した場合(参考価格)¥37,950
自分で修理する場合に必要な物資と金額
シリコンオフ(油脂汚れを除去するために使用) ¥ 605
バンパープライマー(塗装と樹脂部分の接着) ¥ 885(参考価格)
バンパーパテ(へこみ部分のパテ埋めに使用) ¥1,342(参考価格)
ボデープラサフ(カラー塗装の密着強化) ¥ 820(参考価格)
ボデーペン(カラー塗料T-095,1F7) ¥1,342(参考価格)
ボデーペン(クリアー塗装) ¥1,111(参考価格)
コンパウンド(塗装仕上げ面の磨き) ¥ 885(参考価格)
仕上げワックス ¥ 638(参考価格)
耐水サンドペーパーセット ¥ 435(参考価格)
自己修理必要資材金額合計 ¥8,063(参考価格)
(価格は変動しますので参考までに)
サイドステップを取り寄せて自分で塗装する場合
塗装などを自分でできる自信がある日の場合は、サイドステップを販売しているサイトもありますので、こちらで購入したサイドステップを上記の塗装作業を行って取り付ける方法もあります。
※プリウス30のサイドステップ特に左側はあまり市場に出回っていないようできれいなものは入手は困難です※
綺麗なサイドステップを使う場合パテによる補修などする必要がないので、工程を端折ることができ、少し作業負担が減りますので費用は掛かりますがやりやすいかもしれません。
この場合サイドステップを止める専用のクリップが二種類ほどありますが、外す際に経年劣化の影響で割れることがありますので準備しておくことをお勧めします。
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